和室天井張替・一部フローリング化
(R5.4.30)
築40年ほどの自宅居間(和室8畳)が全体的に古くなり、汚れてきましたので、DIYで天井板の張替などを行いました。内容は次のとおりです。 ・天井板張替 ・天井裏断熱材交換 ・天井用換気扇交換 ・床一部(テレビボードなどを置く2畳分)をフローリング化 ・床下に断熱材(スタイロフォーム)取り付け ・畳の入れ替え(業者さんに依頼) ・障子紙の張替(業者さんに依頼) |
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(1) 材料の準備 ・天井の周りと中央部分の4.5畳分は、別の天井板となっておりまして、竿は再利用しました。中央部分は現状と同じ目透かし天井板を購入しました。 南海プライウッド製の「黒部 WM-E2K6-KR」3坪分を知り合いの木材店で手配してもらいました。 ![]() ・周りの天井板用にコメリさんで化粧合板「アスワンGVP-1」を4枚購入しました。 ![]() ・周りの天井板を補強する桟木(コメリブランド)を約25本使いました。これ以外に目透かし天井の切断部分の補強に1820*14*24mmの桟木を5本使いました。 ![]() ・現状の断熱材は、一部無いところも有り、全部入れ替えました。以前も使っていました「マットエースMA10」をコメリさんで購入しました。 ![]() ・約15年経過した換気扇も今回後継機種の三菱電機製「VD-15Z13」に交換しました。 ![]() ・目透かし天井を野縁に固定する敷目釘です。ネットで購入しました。 ![]() ・フローリング用のミニビスですが、梁が邪魔で敷目釘が使えないところはこれを使いました。在庫していたもので、コーススレッド、釘なども在庫のものを使いました。ミニビスは床の一部フローリング化でも使いました。 ![]() 以上が天井張替の材料で、これ以外に野縁材、木工用ボンドも購入しています。 材料だけですがそれなりに費用がかかりまして以下のとおりでした。
次に床の一部フローリング化、床下断熱材、畳入れ替えなどの材料です。 ・下地用の合板(1820*910*12mm)で、2年前に比べて約2倍の1,980円/枚でした。 ![]() ・フローリング材は、コメリさんで安価なKR03オーク(6,980円/坪)を購入しました。 ![]() ・床下の根太と根太の間に入れる断熱材(スタイロフォームIB 30*910*1820mm)を7枚準備しました。 ![]() これ以外にコーススレッド、接着剤の床職人(手持ち)、フローリングの根太材と見切り材などを準備しました、また、業者さんに障子張り換えと畳を入れ替えてもらいました。
やはり、畳が一番高くなりましたね。これはDIYでは無理です。 |
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(2) 天井張替工事 現状の天井は、こんな感じで、黒ずんでいるところや桟木の跡が変色しております。 ![]() まずは、解体です。竿部分は残して再利用しました。野縁は2本しか入っておらず、野縁受けは中央の梁だけでした。軽い天井材とはいえ、ちょっと少ないようです。 ![]() 最初に周りの天井を作りました。化粧合板を半分(幅45.5cm)に切断して、補強用の桟木を木工用ボンドで接着します。おもりを乗せて12時間以上経過してから使いました。 ![]() こんな感じに竿に載せて、釘で固定しました。つなぎ目ができましたので桟木をボンドで接着し、表側はつなぎ目をジョイントコーク・Aで埋めましてほとんど目立たなくなりました。 ![]() 手前の1辺は、目透かし天井を張った後に最後に張ります。天井材メーカーの施工説明書では野縁:450~500mmピッチ、野縁受:900~1000mmピッチが推奨となっておりましたが、今回は野縁4本(約530mmピッチ)、野縁受け梁で1本(約1300mmピッチ)にしました。 ![]() 目透かし天井板を3枚張ったところです。2階の物置の屋根裏部屋は床が低く、天井板と梁の間隔が20mmしかなく、敷目釘は使用できず、38mmミニビスを使用しました。 ![]() 敷目釘は、こんな感じで固定しておりまして、念のため外れ防止用にビス止めしました。 ![]() 断熱材を載せながら天井板を張って、あとは目透かし天井1枚と周りの天井板1辺となりました。最後の張り仕舞いは、左奥の45.5×45.5cmの部分を天井板(重りに合板を取り付けて、断熱材を貼り付けました)を載せるだけにし、右側は2階物置から天井裏に入れるので釘が打てました。 ![]() 天井用換気扇は、吊り木で固定し、アルミダクトで塩ビパイプに接続しました。 ![]() 部屋側からの換気扇はこんな感じです。やっぱ新しい物はいいです。 ![]() ついに、天井張替が完成しました。DIYとしては上出来でめちゃきれいになりました。 ![]() |
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(3) 一部床フローリング・床下断熱工事 テレビボードやパソコンラックを置く2畳分をフローリングにしました。作業前は、こんな感じで、床板の上に根太をビス留めしています。 ![]() 根太材は、壁側は30*40mm、それ以外は30*60mmを使用し、30.3cm間隔に並べて床下の根太材の上でビス(75mm)止めしています。 ![]() 在庫していた断熱材をはめ込みました。 ![]() 構造用合板をビス(38mm)止めしました。フローリングの継ぎ目と重ならないように60cmずらしました。 ![]() 手前に見切り材(雑巾摺りとして販売されていたもの)12*19*1950をボンドと隠し釘(F-45)で固定し、次にフローリング板をミニビス(38mm)と接着剤(床職人)と隠し釘(F-45)で千鳥張りで張っていきます。 ![]() 床下の根太と根太の間に断熱材(スタイロフォーム30mm)をはめ込みました。床下は、狭い、暗い、汚いで最悪の作業環境で、さらに根太の間隔が均一ではなく、大変な作業になりました。断熱材が落ちないように胴縁材(3985*18*45)を下からビス止めして隙間に断熱材の切れ端を入れて固定しています。 ![]() 畳もだいぶへたってきておりましたので新しい畳を入れました。畳屋さんが採寸して、隙間が無いように作るそうで、ぴったりと収まりました。昔の畳は隙間に広告紙を折って入れたりしていましたがその必要はありませんでした。 ![]() |
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(4) 完成しました ついに完成しました。天井と床部分が新しくなり、障子戸もきれいになりまして快適な環境になりました。ただし、壁の汚れが目立つようになりましたね。 また、以前に比べ床、天井とも断熱効果が高くなって、冷暖房費が節約できそうです。 ![]() テレビやパソコンなどを元に戻して、完了となりました。 ![]() |