NEC PC-9821Ra333/D60

PC-98シリーズは、PC-9801UV をはじめにPC-9821As3/U2,Xa10/K10,　Xa12/K12,Xa16/R12,Xa16/W16,Xa20/W30と使ってきました。（新品で購入したのはAs3とXa10だけですが）　いま残っているのはRa333/D60だけになっています。（ほとんどオークションで売却しました）複数ＯＳの起動をサポートしているＰＣ−９８２１のアーキテクチャーは大変気に入っていたのですが現在ではＰＣ／ＡＴ互換機が全盛でＰＣ−９８２１シリーズを知らない方も多くなってきているのではと思います。 　このRa333はＨ１４にオークションで\35,000で購入しましたがこのシリーズの初期ロットのＢＩＯＳのバグ（確か発売開始当時、雑誌に載っていました）でＮＩＣやＳＯＵＮＤの動作が異常で、メーカに修理に出したら、ＭＢ交換で4万円弱の見積もりでした。修理はキャンセルしましたがＢＩＯＳのアップデートは対応してくれたらしく不具合は改善しておりました。

ＣＰＵは、ＡＳＵＳのドータボードの「S370-DL」を使用してCelron700MHzを載せています。購入したRa333は、幸運にもVRM制御用ＩＣが1.8V以下に対応しているものでしたのでS370-DLを使用することができました。

上の写真は、VRM制御用ＩＣです。HIP6004CB は1.8V以下に対応しているもので、HIP6004ACBの場合は対応していないらしいのでCoppermineなCPUを載せる場合はドータボードにコア電源のレギュレータ機能のあるものが必要になるようです。ここら辺は、「まりも」氏のＨＰを参考にさせていただきました。「まりも」さん、ありがとうございました。 　本機のメモリは、ECC付きEDO72ピンSIMMが必要ですが、これも「まりも」氏作のツール「memsetup」を使用して、２枚はECC付き、２枚はECC無しを使って、32MB*2(ECC)+128MB*2で３２０ＭＢを載せています。

手前は、ＧＡボードのGA-SV408/PCIです。２枚目のボードが見えませんがUIDE-66です。一番奥のボードは本体付属の専用ＧＡです。また、Ｃバスのボードは、33.6kbpsのモデムボードです。

HDBENCH(Ver3.30)の結果はこんな感じです。以前使っていたPC-9821Xa20+HP5-MX300L(MMX300MHz)+UIDE66よりもALLで3000くらいしか多くなく、速度の体感も思ったほど変わらない感じでした。ちょっと悔しいです。