ESPRIMO Q558/BにM.2 SSDとメモリを増設

(R3.12.18)


富士通ESPRIMO Q558/Bを購入

 今回オークションで購入しました中古のESPRIMO Q558/Bです。 約4.5万円(送料別)でした。なお、付属品は電源コードのみで、縦置き用フットは欠品でした。




 背面は、こんな感じです。横置きの予定ですのでゴム足を取付けました。



PCの仕様は、
 ・CPU:Corei5-9500T (2.2GHz-3.7GHz) 6コア
 ・Memory:DDR4-2666 8GB (Micron)
 ・M.2 SSD:無し
 ・HDD:SATA/600 256GB SSD(Lexar)
 ・光学ドライブ:DVDマルチ
 ・通信:有線LAN、無線LAN、Bluetooth
 ・OS:Windows10pro(x64)
 ・ディスプレイ出力:DVD-I×1、DisplayPort×1
 ・外形寸法:W55×D191×H186mm、質量:約2.1kg
 です。 

 なお、ディスプレイは、15.6インチのIO DATAモバイルモニター EX-LCD161DBMを購入しました。AVアンプとはDVI-I+USB-DACで接続し、DisplayPortとモバイルモニターを接続する予定です。このフルHD対応のモバイルモニター(ADSパネル採用)は、くっきりとなかなか綺麗な映像です。試しに、HP Probook 430G6とUSB type-Cケーブル1本(給電込)で接続してみまして、問題なく2ndモニターとして表示できました。


(1) BIOSアップデート

 まずは、BIOSのアップデートを行いました。現状はR1.21.0で、最新版のR1.28.0になりました。 富士通HPからツールをダウンロードして実行すればアップデートできました。事前にBitlockerを無効にしておく必要があるようです。(有効にはなっていませんでしたが)



(2) 8GBメモリ増設

 実装済のメモリと同じメーカー(Micron)のメモリをオークションで購入しました。DELL販売品らしく、4,000円弱(送料別)で落札しまして、これで合計16GBになります。




 取付は、ドライバー不要で電源スイッチ側の本体カバーを外して、メモリカバーを外せば取付られます。

 ・本体カバーは、背面のロック金具を外し、ツメを上に押し上げながら、本体カバーを前面側に5mmスライドさせ、上に持ち上げて外します。
 ・メモリカバーは、緑色のツメを蓋と反対側に押しながら緑色のタブを引っ張ってカバーを開きます。



(3) M.2 SSD (512GB)増設

 Amazonさんで500GBのWestern Digital製M.2 SSD「WD BLUE SN570」(PCIe3.0x4 NVMe Type2280)を購入しまして、取付けました。こちらにOSをインストールし、既存のSSD(256GB)は、Dドライブとして利用します。




 取付は、電源スイッチと反対側の本体カバーを外して、CPUファンを外すとM.2スロットがありますのでここに取付けます。ネジ(M3*5mm)は手持ちのものを使用しました。

 ・本体カバーは、背面のロック金具を外し、ツメを上に押し上げながら、本体カバーを前面側に5mmスライドさせ、上に持ち上げて外します。
 ・CPUファンは、2カ所のツメを広げながら持ち上げます。



(4) Windows11新規インストール

 事前にWindows10proをWindows11proにアップグレードしましたので、Windows11のクリーンインストール(Dドライブも消去済)でライセンス認証できたと思われます。DVDブートして、いつものようにインストールが始まります。






 インストール後、Windows Updateを行いましたが、デバイスマネージャーで「PCIシンプル通信コントローラー」に「!」マークが付いており、Intelのチップセット関連と思われ、ネットで色々探しましたが見つからず、結局、ASUS「H370M-PLUS」用にダウンロードしたIntelチップセット用ドライバーを解凍したホルダーを指定してドライバーを更新しましたらインストールされ、「!」マークも消えました。今のところ特に問題は無いようです。

 無事にWindows11がインストールできまして、あとは、各種ソフトのインストールと音楽データのコピーです。なお、ワイヤレスキーボードは、ELECOM「TK-FDM078TBK」、Bluetoothマウスは、Buffalo「BSMBB105RD」です。



(5) ベンチマーク結果

 SN570のベンチマークです。どうやらPC側がPCIe 2.0仕様らしく、速度が出ませんでした。体感的には結構速く感じまして快適ではありましたが、ちよっと残念です。






 内蔵されていたLexar 256GB SSD(SATA/600)のベンチマークです。



(6) 終わりに

 小さい割にサクサクと軽快に動作します。組み立てPCの重くて大きい筐体が無駄のように感じてしまいます。現行品は、法人向けWindows10proのESPRIMO Q7010/E と個人向けWindows11homeのESPRIMO WD1/F3のようでIntel第10世代のCPUが載っており、価格も結構高価です。

 USB-DAC経由でCD音源をYAMAHAのAVシステムで試聴してみまして、なかなかいい音です。今まで使っていたノートPC(Dynabook R734M)の時よりも、高域が伸びてヴォーカルが前に出るようになり、締まった低音になりました。PCの性能がアップしたこととPC〜USB-DAC間のUSBケーブルが5mからオーディオ用1mになったことも影響していると思われます。

 PCとモニター、キーボードを置いているテーブルまでの距離がある為、USBワイヤレスキーボードとBluetoothマウスが動作不安定で、最終的にUSBケーブルで延長して、マウスはUSBワイヤレスマウスに変更しました。




 PC〜USB-DAC間のUSBケーブル ELECOM「DH-AB10」です。Amazonさんで816円でした。