Intel SSD 520シリーズ 120GBを試す
(H25.1.8)
ついにSSDデビューとなりました。SSD (Solid State Drive)とは、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いたドライブ装置で、ハードディスクドライブ(HDD)と同じ接続インタフェース(ATAなど)でハードディスクの代替として利用できます。 SSDの特徴としては、 ・ハードディスクのようにディスクを持たないため高速に読み書きできる。 ・モーターが無いため消費電力も少ない。 ・機械的に駆動する部品が無いため衝撃にも強い。 ・HDDに比べて高価である。 購入(H24.12.17)したのは、Intel SSD520シリーズの120GB (SSDSC2CW120A3K5)モデルです。楽天さんのshopで11,980円(送料込み)でした。今回は、デスクトップPCの起動ドライブとして使用することにします。 |
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(1)起動ドライブの移行 SSD520を接続して、IntelさんのHPからダウンロードした「Intel Data Migration Software」を実行して、HDDからSSDに移行することができました。 |
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手順は、添付のCDにインストールガイドが収録されています。コピー後は、BIOSの設定で起動ドライブをHDDからSSDに変更するか、HDDとSSDを入れ替えればSSDで起動できると思います。BIOSの設定を確認しましょう。 ![]() |
(2) ベンチマークの結果 PCの構成は、次のとおりです。 ・CPU :Intel Core2Duo E8500 (3.16GHz) ・Memory :DDR2-800 (PC2-6400) 2GB*4=8GB ・MB :ASUS P5Q-EM ・HDD :Hitachi HDS721050CLA362 (500GB) ・OS :Windows8 pro (64bit upgrade版) 結果は、シーケンシャル (Sequential)リードで118MB/S→271MB/Sと2倍以上になっています。 なお、テストデータはいずれも、ランダム・1000MB です。 【HDD:HDS721050CLA362】 ![]() 【SSD:SSDSC2CW120A3K5】 ![]() |
(3)SATA3対応のマザーボードに変更 先日組み替えた新PCの構成は、次のとおりです。 ・CPU :Intel Corei5 3570K (3.4GHz) ・Memory :DDR3-1600 (PC3-12800) 4GB*2=8GB ・MB :ASUS P8H77-M PRO ・SSD :Intel 520 120GB (SSDSC2CW120A3K5) ・HDD :Hitachi HDS721050CLA362 (500GB) ・OS :Windows8 pro (64bit upgrade版) SATA3対応のMBになってシーケンシャルリードで1.7倍に早くなったようですが、ライトは若干遅いという結果になりました。Intelさんのデータシートでは、シーケンシャルリードで最大550MB/Sとなっています。 CPUやメモリ、MBのパフォーマンスが向上したこともあってか、全体的に早くなったのが体感できます。 |
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(4)Windows8の再インストール 今回のMB変更に伴いWindowsを再インストールすることになりまして、最初に手持ちのWindowsXPpro(32bit)をインストールし、Windows8をカスタムインストールしました。このときにSSDをフォーマットしてクリーンインストールすることができました。Windows8は2回目の認証ですが、電話認証になりました。 WindowXPは、AHCIに対応していないので、Windows8インストール後にIDEモードからAHCIモードに変更しました。 AHCIモードへの変更方法は、 ・レジストリエディタを起動して HKEY_LOCAL_MACHINE → System → CurrentControlSet → Services → storahci →StartOverride ・「StartOverride」を3→0に変更 ・再起動後にBIOSでIDE→AHCIに変更後、起動するとSATA AHCIドライバーが インストールされる です。 |
(5)終わりに もっと早くするには、OCが考えられますが、ここは定格で使用することにしましょう。一旦早いPCに慣れると、もう元には戻れませんね。 |