(5) 物入れ造り

〜納屋(車庫)2階の内装工事〜


 大部屋の一角に3.6m*1.06m (2間×3.5尺) の物入れを造ることにしました。卓球台などの大物の道具などを収納する予定です。前面はアコーディオンカーテンを取付ける予定です。 柱を立て、梁も必要でちょっとハードルが高そうでしたが、何とかなりました。



@ 材料の準備

 木材は、昔からお世話になっている木材店で購入し、配達してもらいました。

 ・柱 (杉化粧)   120mm*120mm*2.6m
 ・半柱 (杉化粧)  120mm*60mm*2.7m
 ・梁 (米松)    120mm*150mm*3.65m
 ・鴨居 (杉化粧)  120mm*45mm*3.65m
 ・束 (杉化粧)   120mm*120mm*1.5m
 ・筋交い (米松)  100mm*45mm*2.7m
 ・野縁 (赤松)   45mm*35mm*4m
 ・下地ヌキ (エゾ) 57mm*15mm*3.8m

※杉化粧材はカンナで仕上げる前提で寸法が大きくなっておりまして、木材店の自動カンナを借りて寸法通りに削りました。(通常は大工さんが行う行程で、木材店ではやってもらえませんでした)


A 施工開始

 柱や梁は、ほぞが必要で、ほぞ穴をのみと金づちで掘りました。自己流になったかもしれませんで、写真は柱を立てる既存の梁に開けたほぞ穴です。




 柱の上部をほぞ加工しまして、梁を乗せる部分も作りました。加工精度がいまいちですね。この辺がプロの大工さんと違いが出ます。




 やっと柱を入れました。柱を入れる位置のとなりに角材を入れ15mmぐらいジャッキアップして柱をほぞ穴に入れました。在来工法の建物は梁などを柔軟に持ち上げられるのがメリットでしょうか。結構、ミシミシと音がしました。反対側の半柱も入れました。




 次に一番の難関と思われる梁を載せました。約40kgほどありましたので、一人での作業のため、まず脚立に載せて、あとは片側づつロープで釣り上げて目的の位置まで持ち上げました。奥側をほぞ穴に差し込んで、手前側は横から載せるようにしましたが、斜めになると長くなって入らないため余計に削ったりしました。手前側は抜けないようにビス止めしました。大工さんの場合はどういう風な工法にするのか教えてほしいところです。 なんとか載せることができ、一安心でした。




 中央に束を入れ、鴨居を取り付けました。これも両側6mmほどの浅いほぞ加工して、片側は横から入れました。両側はビスで固定し、束と鴨居はL型金具でビス止めして固定しました。




 あとは、壁の下地を作りました。筋交いも入れてみまして、予定の部分はほぼ出来上がりました。疲れました。



B とりあえず完成しました

 既存の柱と同様に柱と鴨居にオイルステインとニスを塗って完成しました。天井、壁、床工事は、後日全体に合わせての工事になります。素人としては、十分な出来になりました。




 筋交いは、壁の中に入れたかったのですが、下のほうに羽子板ボルトがあったため、やむなく片側に寄せて露出となりました。柱同様にオイルステインとニスで塗装しました。



(R2.6.28更新)

Back (4) 階段の天井張り Top 納屋内装工事 Next (6) 押入れ工事