(11) フローリング張り

~納屋(車庫)2階の内装工事~


 床のフローリング工事になりました。

 始めに根太工事ですが、現状の床が水平では無く、周りの壁付近に比べ中央部分が最大2cm程低い状況です。これは、たぶん建築時からで、当時卓球をしていたら床の違和感があったように記憶しております。納屋ということで結構アバウトな大工工事だったのかもしれません。

① 材料の準備

 ・根太材  サンギ (赤松KD) 60*30*3985mm
 ・断熱材  スタイロフォーム 30*910*1820mm
 ・下地合板 構造用合板 12*910*1820mm (コメリブランド)
 ・フローリング材 カラーフロアー1302ナチュラル(コメリブランド)
            (捨て張り専用)
 ・幅木  DAIKEN MT7003-28MW (50*9*3900mm)
  ※コメリさんは、運搬用に無料でトラックが借りられますのでありがたいです。












 コーススレッドは、根太用に90mmと75mm、下地合板用に41mm(追加分は38mm)、フローリング板用にミニビス(2.4mm*38mm)を用意しました。また、フローリング板と下地合板の接着に「床職人」を購入しました。あと壁際のフローリング板の固定には隠し釘(F-45)を、幅木の固定には隠し釘(F-36)を使用しました。





② 施工開始

 手順は、
 ・下地の根太をビスで固定する
 ・根太の隙間に断熱材を入れる
 ・下地の合板を張り、ビス止めする
 ・フローリング板を捨て張りする
 ・柱とフローリング板の隙間をシーラーで埋める
 ・幅木を取付ける


 まずは、根太材を30.3cm間隔でビス止めします。現状の床は、中央部分が低いので、2.3mm/4mm/5.5mm/9mm/12mmの合板と15mmの下地材(赤松)を約60mm×100mmに切断し、これを組み合わせてパッキンとして根太材の下に入れて水平になるようにしました。±1mmを目標(なかなか難しく達成できていない箇所もありました)にしまして、これが結構大変で時間が掛かってしまいました。




 スタイロフォームは、一部切れっ端も合わせて使用し、結果18枚使用しました。




 下地合板同士は、伸縮による床鳴り防止のため2~3mm隙間を空けるといいらしいのでベニヤ板で隙間を確保しました。(ネット情報です) 




 下地合板は、60cmずらして張リまして、できるだけフローリングのつなぎ目と合わないようにしました。




 続いてフローリングですが、まず、壁際の1列目を張りました。縦横とも部屋の中央にフローリングのつなぎ目がくるように事前に寸法を何度も確認して、一直線になるように慎重に位置決めしました。ここが一番重要です。

 ビス打ちは、フローリングの箱に短辺雄実部に2本と15cm間隔でビス打ちするように書かれておりましたが、根太の上に30.3cm間隔と短辺に2本にしました。

 接着剤は、根太の上部分と雄実下部へも塗布(フローリングの箱に書かれておりました)しました。




 千鳥張りで4坪分が張り終わりました。一番安価なフローリング板ですが、そこそこいい感じになりました。 が、よく見ると板同士が完全に密着していないところも有りました。当て木をして結構たたき込みましたが隙間を完全に無くするのはなかなか難しいところです。

 また、接着剤は、最終的に4本使いました。 全て張り終わって、一部で歩くとミシッと音がするところができてしまいまして、接着剤の量が少なかったか、または隙間が出来ないように接着剤が乾くまでフローリングには乗らない方がいいようです。




 フローリング板と柱の隙間は、セメダイン社製「ウッドシール(ブラウン)」で埋めました。




 幅木をボンドと隠し釘(F-36)を使用して取付けました。DAIKEN製のものを木材店で購入しまて、50mm*9mm*3.90mを7本使いました。ダブルブラウン色の幅木でしたが、もう少し明るい色でも良かったかもしれませんね。




 階段の踊り場にもフローリングを張ってきれいになりました。



③ 完成

 いくつかミスもありましたが、無事に工事完了となりました。なかなかいい感じの大部屋になりましたが、さらに、天井が低くなったような感じで、フローリングを張って、2.3mを若干切る高さになりました。



 次は、初体験の壁のクロス貼りです。うまく貼れますかどうか。


(R3.1.16更新)

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